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歯のない人 認知症 1.9倍に

みなさんこんにちは。
いよいよ今年も終わりが近づいてきましたね。

今日も、「歯と認知症」についての興味深い新聞記事をご紹介したいと思います。
読売新聞の記事です。

この記事によれば、「65歳以上で自分の歯がほとんどなく、入れ歯を使っていない人」は、「歯が20本以上残っている人」に比べて、介護が必要な認知症になる可能性が1,9倍高くなることが厚生労働省研究班の調査でわかったそうです。

読み進めていくと、アンケートを取った65歳以上4425人で、介護を必要とする認知症を発症した割合について、「歯が20本以上ある人」より「歯がほとんどないが入れ歯を使用している人」の方が高く、「入れ歯を使用している人」より「歯がほとんどなく、入れ歯を使用しない人」の方が高いことがわかります。

また、別の質問の結果によると、「食べ物をあまり噛まない」と答えた人は「何でも噛める」と答えた人より、認知症のリスクが1,5倍になったという結果もあるそうです。

調査に関わった神奈川歯科大の山本龍生准教授による「食べ物を充分噛めないと脳の認知能力が低下しやすくなると言えそうだ。早めに虫歯や歯周病の治療をする事が認知症の予防に繋がる」というコメントでこの記事は締めくくられています。

皆さんは「8020」という言葉をご存知ですか?これは、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という意味を持つ言葉です。
歯は、「食べ物をただ飲み込みやすくする為に噛む」ためのものではありません。若い皆さんも、ご年配の皆さんも、「自分の歯」の大切さを、今一度考えてみてくださいね。

そして、歯の定期検診はお忘れなく。