硬いものを噛む力が上顎や鼻腔の成長にも効果的
こんにちは。
今日も、新聞記事から噛み合わせの研究についてご紹介します。
現代では、柔らかくて美味しい食べ物がたくさんあります。それに小さい頃から慣れている生活によって、顎が未発達な子どもが増えているのはよく言われていることです。スルメやおせんべいなど、硬いものをしっかりと噛んで食べることによって、下あごの成長や歯並びなど、成長期のお口、顎の発達に良い影響を与えることは広く知られるようになってきました。
しかし、今日ご紹介する新聞記事では、「下顎だけでなく、上顎や鼻腔の発達にも、咀しゃく(噛むこと)が大変大きく影響している」という研究結果が紹介されています。
一般的に、骨は運動などの負荷が刺激となって成長が促進されると言われていますが、柔らかいものを噛むときより「硬いものをすり潰すように噛む」ときの方が、噛む力が成長期の上顎により良い負荷をかけ、顎のみならず鼻腔や口蓋部分の成長・形成に多大な影響を与えているということが解ったそうです。
日々の食生活やおやつ、柔らかいものばかり好んで食べていませんか?また、お母様、お父様はお子様がほしがるお菓子ばかり与えていませんか?これを機に、食生活を少し考えてみるのも良いかもしれません。
当サイト内の小児・予防歯科ページでは、子どもにすすめたいお菓子、子どもにすすめたくないお菓子を詳しい理由とともにご紹介しています。一生健康な歯で生活すると言うことからすると、歯や歯ぐきが病気にならないうちに検診を行っていく小児・予防歯科は、とても重要だといえると思います。
それではまた。