出っ歯でお悩みの方へ~矯正治療で笑顔に自信が生まれますabout overbite

出っ歯でお悩みの方へ~矯正治療で笑顔に自信が生まれます

出っ歯イメージ

出っ歯でお悩みの患者様は決して少なくありません。

特に日本人は骨格などの特徴から出っ歯になりやすい傾向があり、また出っ歯は遺伝することもあるため、他民族に比べて出っ歯の症状の方が多いと言われています。

もちろん、それもひとつの個性として前向きに捉えていらっしゃる方もおられますが、「人前で笑うことに抵抗がある」「周囲からからかわれて傷ついている」など、コンプレックスを抱えておられる方も多いようです。

出っ歯は見た目だけの問題ではなく、かみ合わせの問題にもつながります。かみ合わせに問題があると、次のような様々なトラブルを引きおこす可能性が高くなります。

  • 虫歯になりやすい
  • 前歯でものをかみ切れないため、食べ物がよく噛めない
  • 肩こり、首の痛み、頭痛などが発生しやすい

出っ歯など「歯並びに問題のある状態」を正しい形に整える手段として、歯列矯正があります。
矯正というと、矯正装置が目立つというイメージや、痛いというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし現在は、透明に近いマウスピースを使った矯正治療など、新しい方法も開発されています。マウスピース治療では日常生活での負担・痛みがこれまでのワイヤーを用いた治療法より少ないといわれています。
(※すべての出っ歯の治療にアライナー治療⦅=透明に近いマウスピースを使った治療⦆が適用できるとは限りません。症状によっては従来どおりのワイヤーを用いた治療を行う場合もあります。)

気になる出っ歯を矯正し、人前で自信を持って堂々と笑顔になれる歯並びを目指しませんか。そのことで、より明るい人生を手に入れることができるかもしれません。

歯並びイメージ

1 いわゆる「出っ歯」の状態とは?

出っ歯の状態とは

世間ではよく、単純に前歯が出ていることを「出っ歯」といいます。

    

ただ医学的な見地では、単に見た目だけで出っ歯の判断を行うものではありません。

1-1 歯科医師の観点では、どのような状態を出っ歯というのか?

人間の歯にはかみ合わせの分類があり、Ⅰ級(class 1)、Ⅱ級(class 2)、Ⅲ級(class 3)と3種類のかみ合わせが存在します。

より詳しく説明しますと、

◆Ⅰ級(class 1)=正常なかみ合わせができている状態(上下の第一大臼歯が下顎の第一大臼歯のやや手前部分に位置している)

正常な噛み合わせができている状態イメージ

◆Ⅱ級(class 2)=上顎が前に出ている、いわゆる「出っ歯」の状態

上顎が出ている状態イメージ

◆Ⅲ級(class 3)=下顎が前に出ている、いわゆる「受け口」の状態

下顎が前に出ている状態イメージ

このうちⅡ級、Ⅲ級はかみ合わせに問題があるという形で、専門用語では「不正咬合(ふせいこうごう)」といいます。

それぞれの症状にはそれぞれの原因があり、見た目だけで「出っ歯」と判断することは望ましくありません。
かみ合わせも含めて、歯科医師に総合的に診断してもらうことが大切です。

1-2 出っ歯をそのままにしておくデメリット
デメリットイメージ

咀嚼や発音に問題が生じやすい

  • 〇食べ物をしっかりを噛めない
  • 〇咀嚼不足によって消化器官に負担がかかり、消化不良を引き起こす
  • 〇明瞭な発音がしにくい

見た目にコンプレックスを感じる

  • 〇話す時つい、口に手を当てて話してしまう
  • 〇顔を横から見たとき、口元が気になる
  • 〇写真を撮るとき、口をあけて笑顔になりにくい

衛生面に支障をきたす

  • 〇口が開きやすくなり、乾燥を招く(口臭の原因になることも)
  • 〇歯の磨き残しが出やすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まる

ご安心ください、このような悩みは正しい矯正治療を行うことで解消されます。

1-3 出っ歯を治療する方法とは
治療方法イメージ

以前は歯の表側に固定するワイヤー・ブラケットを用いた矯正が主流でした。しかし最近では、透明に近いマウスピースを用いるインビザライン治療などの新しい技術が登場し、より気軽に矯正治療に踏み切れるようになってきました。

インビザライン治療なら、マウスピースが目立ちにくいため矯正していることに気付かれにくく、食事の時など一時的に自分で取り外すことも可能であり、最近お問い合わせをいただくことも増えています。

矯正治療を行う上では、事前のカウンセリングによって患者様の歯列・かみ合わせ等をしっかりと確認した上で、それぞれの患者様に適した方法をご提案いたします。

2 出っ歯の矯正は、どのようにして行うの?

続いて、当院での出っ歯の矯正治療の流れ、治療期間、費用などについてご説明します。

2-1 矯正治療のおおまかな流れ
治療の流れイメージ 治療の流れイメージ

まずは診療相談から受け付けます。

矯正治療を考えている患者様で、治療の内容等について不安のある方は、最初に無料相談をご利用いただけます。

この時点では料金は発生いたしません。メール相談も無料で受け付けておりますので、事前に確認されたいことがあればご利用ください。

続いてカウンセリングを行います。

矯正治療の申し出があった場合には、お口の状態を診させていただき、カウンセリングのための簡単な検査をいたします。診療相談における検査結果をもとに、治療計画についてご説明します。初回の検査とカウンセリングから有料となっております。

必要な治療費やお支払い方法についても、この段階で明示いたします。インビザライン治療を希望される場合は、その旨をお申し出ください。

カウンセリング終了後、治療計画にご同意をいただけない場合は、治療をお断りいただくことができます。

精密検査を行います。

CADIAX(顎運動分析器)とレントゲンによる検査などを行います。

インビザライン治療の場合は、透明に近いマウスピースを作るためのデジタルスキャンまたは歯牙の印象をとります。

装置装着・治療開始

治療装置を装着します。治療開始後は月に1~2回、定期的に来院していただき、経過を観察しながら必要に応じて装置の調整等を行います。

治療終了・装置除去・定期検診

治療装置を外した後、後戻りを防ぐため、固定装置を使用していただき、かみ合わせの状態が落ち着くまで定期的に経過を見せていただく必要があります。かみ合わせの状態が落ち着いたら、無事治療終了となります。

   
2-2 出っ歯の矯正は、いつごろからが望ましい?
矯正の時期イメージ

出っ歯の矯正を始める時期については、悩まれる方も多いかと思います。

一般的には、始めるのが早ければ早いほど矯正治療がスムーズに進む傾向にあります。

また、成人になってからの矯正治療よりも小児期の治療の方が、外科手術や便宜的な抜歯を避けられることが多く、確実に治すことができます。

ただ、受験や病気の治療、結婚、妊娠など、それぞれのライフステージで発生するイベントごととの兼ね合いもありますので、当院では一人ひとりの患者様に合わせた治療計画を一緒に立てさせていただいております。

矯正治療にはスタートから終了まで、年単位の時間がかかりますし、根気も必要です。無理なく通院でき、精神的なゆとりが持ちやすい時期に治療するのが望ましいでしょう。

2-3 出っ歯の矯正にかかる費用・時間・痛みは?
矯正にかかる費用、時間イメージ

矯正治療というと、

  • ・費用がどれくらいかかるのか気になる・・・
  • ・治療が長いと聞くけど、どれくらいの期間がかかるの?
  • ・矯正治療って痛そうなイメージがあって心配・・・

など、さまざまな不安があるかと思います。

当院では事前の診療相談、カウンセリングなどを通じて、患者様の治療に対する不安や疑問を解消したうえで治療を開始するよう心掛けています。

矯正の治療費について

当院では、小児矯正治療費はⅠ期363,000円~、Ⅱ期 440,000円~、成人の場合は792,000円~となっております。これ以外に、カウンセリング料、検査料、精密検査料、調整管理料が別途かかります(全て税込価格)。詳しくは料金表ページをご覧ください。

また、インビザライン・アライナー治療の場合は、大人全顎矯正治療880,000円~、部分矯正治療550,000円~、小児605,000円~となっており、これ以外に、カウンセリング料、検査料、精密検査料、調整管理料が別途かかります。

お支払いについては、1年6カ月以内の期間で無金利の分割払いにも対応しております。詳しくはカウンセリング時にご説明いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

矯正の期間について

矯正治療の期間については、子どもは1.5年程度、成人は2年程度の期間を要します。

矯正の痛みについて

痛みの感じ方には個人差がありますが、ワイヤー・ブラケット治療では、特に矯正治療初期や、ワイヤー調整後に痛みを伴うことが多いようです。インビザライン治療の方が痛みが少ないという研究データもあります。

当院では患者様の明るい笑顔のため、そして安心して矯正治療を受けていただくために、十分なご説明・丁寧な治療を心がけております。

矯正治療に関するカウンセリング予約、お問い合わせはこちらのフォームから、お気軽にお問い合わせください。